持続可能

な農業を

庄内から

これからの農業に、共に挑む。未来を創る。

私たちは、山形県庄内地方で有機農業に取り組んでいます。

世界的な有機農産物の市場拡大を背景に、

化学肥料・農薬に依存しない、農業の実践と普及拡大を通じて、

全国の農業者と共に、経済的にも環境的にも豊かな農業を実現します。

私たちの取り組み

<実践と研究>

山形県庄内地域における、有機農業の実践研究および普及

ビニールハウス51棟<1.44ヘクタール>(内29棟で有機JAS認証取得)で有機栽培に取り組んでいます。庄内地域の有機資源(農業・畜産・食品加工業を営む過程で生まれる菌床、豚糞、炭など)を活用し、機能性の高い土壌改良材の開発を進めると同時に、全国バイオスティミュラント資材の調査/研究を行っています。

<地域普及>

私たちが地域商社となり、地域農家/JAと連携し、独自ブランド「SHONAI ROOTS」を立ち上げています。

化学肥料/農薬を低減した農業を推奨し、栽培に必要となる資材提供や有利での農作物の買取販売を行うことで、慣行→特栽→有機への移行を支援し、農業者の所得向上に貢献しています。

私たちにできること

全国農地を対象にした特別栽培および有機化の支援

<資材販売>

当社が選定するバイオスティミュラント資材や自社開発資材の販売を行います。仮説・実践・検証の繰り返しで得た経験と栽培ノウハウを基に、適切な資材活用の方法のアドバイスを行いながら、化学肥料や農薬に依存しない、気候変動リスクにも備えた、強い農業の実現に貢献します。

<販売支援>

有機/特別栽培農作物の有利販売をサポート

有機/特栽を対象に、当社が開拓した複数の販路を活用し、農作物の適正価格での販売をサポートします。環境負荷の低い食品の需要は日々高まっており、今後も更なる市場成長が予想されています。当社の販売チャネルを最大限に活用し、農業者の有利販売および所得向上に貢献します。

取組の背景

化学肥料原料価格の高騰

栽培で特に必要とされる窒素、リン酸、カリウムの原料はほぼ全量を輸入に頼っており、且つこれらの資源は世界的に偏在しているため、昨今の世界情勢の急変によって価格が高騰しています。農業生産の基礎が管理できないリスクに晒されていることに危機感を感じています。

出典:日本農業新聞 "全農が春肥原料を確保予約分の価格維持秋肥は上昇見通し" (参照日:2022年2月17日)

異常気象の常態化

出典:気象庁 ”大雨や猛暑日など(極端現象)のこれまでの変化 ” (参照日:2022年8月10日)

近年では図のとおり猛暑日が増え、大雨の発生頻度も増加し、台風や干ばつ被害も増加しています。従来の病害虫などの生物的ストレスであれば農薬によってある程度は対応できたものの、猛暑や大雨などの非生物的ストレスの増加には、既存の肥料・農薬での対応は難しい状況です。

有機市場の拡大

出典:農林水産省”有機農業をめぐる事情”をもとに、当社にてグラフを作成

有機食品への需要も世界中で増加し、成長産業と認識されています。国内の有機市場は海外と比べ成長の途上にありますが、近年は環境意識や食への関心の高まりによって、消費者側のニーズが高まっていることから、スーパーや百貨店などの小売側も売上も伸びています。

ご相談はお気軽に

 

会社概要

田んぼに浮かぶ木造ホテル「スイデンテラス」などを運営する街づくり会社ヤマガタデザイン株式会社が農業の課題を解決するために2019年に設立しました。現在は、農業用ハウス51棟(1.44ha)にてベビーリーフやオカヒジキ、ミニトマト等を生産しています。また、独自ブランド「SHONAI ROOTS」の取り組み(包装・販路、必要に応じて、経営相談)を通じて、環境負荷の低い方法によって育てた、地域の農産物の販売も行っています。
5月に発売された『週刊ダイヤモンド 儲かる農業2022』では、面積あたりの収益性などが評価され「中小キラリ農家ベスト20」の1位に山形県内ではじめて選ばれました。

 名称:YAMAGATA DESIGN AGRI株式会社
 代表者:山中大介
 本社:〒997-0001 山形県鶴岡市湯野沢字畑田58番地
 資本金等:500万
 売上高 :約 1億2,000万円
 栽培品目:ベビーリーフ、ミニトマト、おかひじき 等
 経営面積:ハウス 51 棟 約1.6ha
 販売品目:メロン、だだちゃ豆、庄内柿、和梨、洋梨、大根、温海かぶ 他